新行徳橋から望む朝のひかり

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ここは新行徳橋の途中、かつて行徳バイパスと言われていた道。昔は有料道路でした。でも、料金所を回避する道があり、みんなそこを通っていた過去がある。

この日の朝陽は6:40。だから5時くらいからここに待機して朝の光を待ちました。

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陽がのぼる前、暗闇が少しずつ薄くなりはじめ、空がもやもっと明るくなってくる。時間にして30分無い位のその時の光が一番好きです。旅へ行っても朝は早く起きてシャワーを浴びて、暗いうちから街を徘徊してます。陽が出ちゃうともうつまんない。

マジックアワーという時間帯があって、これは陽が沈む直前の光を使うと素晴らしい絵が撮れるという映画の人の知恵ですが、自分は朝のこのタイミングの光のほうが断然好きです。

そもそもここを発見したのは出張に行く時。
市川駅の南口から羽田に行くリムジンバスが出ているのですが、それの始発に乗っていました。眠いなー、と、目をこすり、窓の外を見たら朝陽に照らされた小舟が見えたんです。逆光で見える舟のシルエットにシビレて、いつかここで撮りたいと思っていたのでした。

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写真を撮るほかに、今回はじめての試みなのですがタイムラプスというものに挑戦してみました。これは静止画を一枚ずつつなぎ合わせて一つの動画にするという技法。今回は30秒に一枚撮影し、それを5:30〜7:00まで撮ったので時間にして90分、180枚の静止画をつないでいます。動画にすると一秒に約24コマ(映画の場合)なので180枚の静止画だと8秒弱ですが、なんとなく伸ばしたりして時間にして約35秒、この長さになってます。

習作なので大目に見てください、いずれ春めいてきたらリベンジします。なにしろ橋の上で一時間半はこの季節にいるもんじゃないです。橋からの帰り、全身が冷え切って手が震えてクルマの鍵を持てず、ドアを開けられませんでした。

それにしてもこの日は寒かった。