イタリアにある独立国家、ヴァチカン市国。
バチカン、国全体が世界遺産。公用語はラテン語。そして、ここはサン・ピエトロ大聖堂の天井、ミケランジェロの設計で高さ132.5m、直径42m。大聖堂の建築は、最初ラファエロ・サンティが手掛け、ミケランジェロが引き継いだ。
修復はいまでもしくしくと行われてている。
これはお正月、1月1日の礼拝の時。世界中から人が集まり祈りを捧げる。
左右にいるのがスイス衛兵。制服のデザインはレオナルド・ダ・ヴィンチ。ニコニコとして優しい笑みを見せてくれるけど、いざとなるとかなり手強いと思う。
ちなみに採用基準はかなり厳格で、国籍はスイス、身長174センチ以上、男性に限り、19歳〜30歳、戸籍上の身分は独身、信仰はカトリック。学歴は軍訓練校終了者、職業訓練校、高等学校終了者。そして最低26ヶ月の勤務可能な者。
採用は積極的に行っており、こんな案内もあります。
ここがサンピエトロ広場。ベルニーニの設計。
上にいるのは聖人。140体あるそうです。製作はベルニーニーの弟子。
バチカンを含め、教会は神の家なので、祈りを捧げる、助けを求めるなど、入るのは自由ですが、肌の露出が多いと断られることもあります。特に脚。教会によってはストールなどを貸してくれるところもありますが、イタリアというか、ヨーロッパの文化として上半身の露出には寛容だけど、腰から下は厳しく言われるときもあります。
一方、日本の文化は脚は許しますよね。
バチカンで行われる儀式を軸に歴史的な考察が深くて面白い映画。原作はダ・ヴィンチ・コードのダン・ブラウン。
そしてこれも忘れちゃいけない。バチカンへ侵入してしまうという大胆な事を平然とやってのける。