ペインティングアート にわとりトラックイートインスペース壁面に魔法がかけられるまで。

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市川市地方卸売市場でベトナムラーメンを食べさせてくれるにわとりトラック。新たにイートインスペースができたのですが、そこの壁面にペインティングアートをしちゃう、と、いう情報を得たので完成までお邪魔しました。

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まずは壁面にマスキング。全体の構成は頭の中にあるそうで、イメージに合わせてテーブー貼っていくのですが。

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そして絵の具、というか水性塗料。下地を塗る準備です。

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調色。白に黒を混ぜてグレーにしていきますが、乾くと多少色が薄くなる(ドライダウンといいます)ので塩梅を見ながら。

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いよいよ筆が入ります。

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淀むこと無く一気呵成に進めていく。

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この日は下地まで。

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翌週。ここまで進みました。

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描いていきます。細かな作業。見ている方が疲れちゃう。

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少しずつ筆を進めていきます。

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助っ人現る。これは珊瑚の卵を描いているところ。細かいし数が多いので大変。魚は琉球ウツボだそうです。

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助っ人の方の荷物。尋ねたら、近々ライブがあるので、このあとバンドの練習があるそうです。プログレ(久しぶりに聞いた言葉)系がお好きだとのこと。

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体制が自然とこうなる。

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途中みたいですけど、これはこれで趣があるように感じます。

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してまた翌週。ここまで進みました。

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ほんわかファンタジー。

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ポップアート。

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ここ、どうするかと思っていたら、額が。

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そしていよいよ完成。市場祭り当日はライブペイントで魅せてくれます。

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この方も助っ人の一人。

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イメージがどんどん具現化されていくさまは愉しい。

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この方がMIYAZONOさんという方。今回のペインティングアートの核となる方です。
普段は全く違うことを仕事としてやられているのですが、以前、マレーシア滞在中にでゴミが不法投棄されてしまうところの壁に絵を描いたところ、それから誰もゴミを捨てなくなったという。そういう方です。

絵画の真の目的は物体の真実の姿を描き出すことであり、見えているように描くことではありません。知覚できる物体の本質、存在を常に描こうとするために、そこに表現される像は見かけと異なるものになります。

真っ白い壁に線が引かれ、色が塗られていくと、作品が形を見せ、厚みを増し、次第に完成に近づいていきます。ひたすらに描き続ける画家の息遣い、汗、沈黙。傍で見ていると、それが画家の生きているいまを実感できる手立てです。

描き続けるのは苦労の連続だと想像させますが、それを愉しいものと感じさせ、わくわくするような魅力が創作活動の中にあるかもしれません。

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この人がにわとりトラックのマスター。ワルイ大人のワルイ仲間が集まり、素晴らしい壁面が出現しました。