東菅野つなぐ食堂(こども食堂)
子ども食堂というのを初めて耳にしたのはゴッドマザーのママと戯れていたときでした。ママが「子ども食堂始めてみたいのよ」と聞き、ふーんという感じでした。その時自分の頭の中のイメージは、お子様ランチ的なモノをみんなで食べる場みたいな感じ。
なんとなく興味はあったものの、そのまんまになっていたところへ、偶然お会いしたのがみっつんでした。子ども食堂のことをなにかしていると聞き、俄然興味が湧き食いついたという次第です。ただ、子ども食堂が開いている時間と自分のスケジュールがなかなかマッチせず、やっと行けたのが12月6日金曜日の午後6時という。
そもそもがどこにあるのかよくわからなかった。おおよその場所は教えていただいたので、そばをクルマで通るたびに眺めていたのですが見つけられず。この日も近所までクルマで行き、マルエツの角を曲がって鮨善を通り過ぎてミニストップの隣と伺っていたのですが、あったあったこの看板という。そのまま今夜のメニューであるカレーの匂いを頼りに進んでいくと。
子ども食堂とはつまり、志を持った地域住民が主体となって、さまざまな事情により、ひとりで食事を強いられるこどもたちに温かい食事と交流の場を提供するコミュニティスペースだったと理解しました。
そもそも、霊長類というのは社会を形成するのですが、こんどはそのつくった社会の社会性を保つために絆をつくり始めます。霊長類以外では象も社会を形成します。この日、訪れた子ども食堂では子どもたちだけでなくお母さん同士が歓談していて、地域住民の交流の場として素晴らしい役割を果たしているように感じました。
ところで、子ども食堂の運営は地域のボランティアの手によって営まれています。ということは活動・運営のための費用、そもそものスペースの確保などが課題となっている事が多く、現在、全国にある多くの子ども食堂でも、活動費の多くはボランティアスタッフの持ち出しとなっているケースが多数見受けられるそうです。もちろん行政からの援助というのもあるのですが、十分とは言えないというのが現実のようです。
この東菅野つなぐ食堂の主体となっているのは「NPO法人 市川子ども文化ステーション」というところです。子どもと地域を軸にさまざまな取組や活動をされているのですが、その一つが「子どもがつくるまち ミニ☆いちかわ」というイベント。子どもたちが主体となり、その日一日街を作り仕事を得て食事をし市長を選出するという。
年を追うごとに参加人数も増えていて、多いときには5000人もの参加があるそうです。運営なども大変そうですね。
NPO法人 市川子ども文化ステーションではいろいろな側面からお手伝いをいただける方を求めています。ぼくもこの日、自分にできることでお手伝いさせてくださいと手を挙げてきました。詳しくはNPO法人 市川子ども文化ステーションのホームページからお問い合わせください。