とくずみ歯科

ある日突然思い立った。歯のホワイトニングをしよう、と。

で、ネットで検索、家から近くて(なにしろ歯医者は一度通い出すと長いからね)、よさそうな、という感じで見ていって発見したのがとくずみ歯科でした。

電話で予約し、当日。

まずは歯をぐるっと一周レントゲン撮影。虫歯の有無や以前からの詰め物の検査、歯周病の感じを診てもらう。で、その後、施術。完了。自分の場合これを二回、繰り返しました。

そしてどうやら歯石がだいぶ溜まっているみたいなので、今度はこれを取ってもらう。

歯石の様子を写真を撮って見せてくれる。すごいねこのカメラ、口の中の歯に近づけた状態ですべてが赤裸々に写ってます。よくピント合うよね、あの距離で。しかもシャープだし。

この歯石取り、痛いらしいので歯茎に麻酔を打ってくれます。麻酔を打つのは痛くはないのだけど、自分としてはちと怖い。その後、歯科衛生士の方がウィィィィィンと歯石を除去してくれて、最後に先生のチェックが入り完了。あとは二ヶ月に一回程度通って、歯垢の除去をしましょうという運びに相成りました。

で、この歯石取り、実は違うところに効果が現れた(と思う)。

これは東京新聞の記事なのですが、自分はずいぶんと長いこと(多分二十年くらい)手の爪がこういう状態になっていました。爪がこうなるとまず不便、落ちたものをつまんで拾いにくいとか、シャツのボタンが止めにくいとか、そういうことに加え、指先がこうだと、人に与える印象が良くない。とくに名刺交換のとき、相手の指先を間近に見るわけだから。

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「掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)」と言うらしいです。難しくて書けないし読めないね。

それでいろんな皮膚科に行きました。

爪がこうなる原因として、どの皮膚科でも最初に検査するのが爪水虫っていうやつ。でも、自分の場合、そもそもの菌がいない。大学病院への紹介状をもらい行ってみるも、ステロイド系の軟膏を処方されるだけで、全く効果なし。神楽坂にある肌と爪のクリニックに行こうと思うも、ここは巻爪治療らしい。通算、皮膚科だけで5〜6カ所は行ったと思う。

それでまあ、諦めていたわけです。仕方ないなと。

爪がこうだと切るのも大変で普通の爪切りだと爪が厚すぎて歯が立たない。
それでニッパーみたいな爪切りを探して手入れしていました。

そしてある日、爪がきれいになりかけているのを妻が見つけました。

あれっ? なんで? と、思っていたら妻が持ってきたのがこの記事だったのです。

聖母病院 皮膚科

そうして歯垢掃除に通い続けて早一年。この間は子供の頃に治療した虫歯の詰め物が取れてしまいました。歯石掃除の際に持っていき、応急処置としてまず付けてもらい、その後、治していただきました。

神経がある歯だったので、嫌だけど、また、麻酔です。事前に痛くないようにお願いしますね、と、伝えていたのだけど、根が怖がりだからしょーもない。

まず歯茎に麻酔を塗って、然る後に本番の麻酔を打たれる。(ぐううぅぅぅぅっ)と我慢していると「大丈夫ですよ」「楽にして」「リラックスしてくださいね〜」「あと一回ですからね〜」と先生が都度声をかけてくれますが、あの針が奥まで入ってくる感触と、次こそは痛いんじゃないかという恐怖で(出るぞ出ると思っているときが一番怖いおばけと一緒です)、麻酔が終わるとぐったりです。

治療そのものは麻酔が効いちゃえばこっちのもんです。

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奥歯、あと何十年間か使う予定なので銀でなくセラミックにしていただきました。色がついているのは自然に見せるためらしい、しかし、奥歯だぜ、歯科医以外に誰が見る。

無痛治療、麻酔の針を現在可能な限り一番細いものを用いたり、薬液を体温と同程度まで温めて刺激が少ないようにしたりと、最善を尽くして痛くないようにしていただけます。

ちなみにとくずみ先生、かなりイケメンです。受付を含めたスタッフの方もとても優しくて、「えっ、麻酔打つの!」とかビビっていると柔らかく受けとめてくれます。

余談ですが、イタリアで暮らしていたとき病院へ行っのですが、その時、まず口の中、口腔から検査するんです。「そこじゃねーんだけど、具合悪いのは!」と言ったら、すべての禍は口から始まる(言い得て妙です)みたいな説明をされたのですが、オーラルケアって大事みたいです。

今まで歯ブラシは浅草で売っている馬毛のものを使っていたのですが、これに加えて夜は超音波歯ブラシで磨くようにしました。

浅草 はけとぶらしの専門店 かなや刷子

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