ハバナの街をビシタクシーで漂遊ミッドナイト。

IMG_0132

晩飯をたらふく食べたので、腹ごなしにビシタクシー(バイシクルタクシー)でハバナの街を徘徊してもらいました。

こういう時、料金はどうするかというと、観光客の場合、一回あたり5CUCです。日本円にして約500円。二人乗って、現地ガイドが付いて、屋根もあるし、安いでしょ。

今夜は街をぐるっと数時間かけて廻ってもらうので多少多めに支払いました。
といっても、具体的に幾らじゃなきゃダメ、というのはなくて、なんというかそこはほれ、毎回同じドライバーに頼んでいるので、万国共通のお得意先ディスカウントがあります。

キューバはスーパーへ行っても正札がないので必ず事前に料金確認をしたほうがよいです。タバコ買う時もあれっとなる時があるから気をつけましょう。キューパの持つ二重通貨制度、現地民と観光客の使うお金の違いについては改めて記します、

IMG_0627

というわけで、陽が落ちてから一雨降った後の涼しいハバナの街を巡る。

ビシタクシーのドライバーの後ろ姿。

彼はジャディアンというキューバ人、22歳。
出身はハバナから飛行機で1時間ほどのオルギンというところ。
故郷には20歳の美しい彼女が待っているそうだ。

われわれは彼に案内してもらいつつ、ハバナ旧市街の方へと進む。

IMG_0150

灯りがあるのは大通りだけ。一本路地を入ると真っ暗でちょっとひとりで入っていくのはためらわれる感じがする。廻りには地元の人達がビシタクシーで、多分、自宅へ戻るのだろう、買い物袋を持っていたり、仕事を終えての通勤なのかな。

このビシタクシー、ハバナの街の人の足として重宝されている。料金もとても安いと思う。クルマのタクシーもあるのだけど地元の人は使わないみたい。

IMG_0140

日本では、特に自分の周りで見かけるのは、高齢者が日々の生活の買い物をするのにタクシーを使っていること。タクシーでスーパーへ出向き、歩いて運ぶには重い米や牛乳を買い求め、ふたたびタクシーで帰る。あるいは病院への通院にも。

夜風を浴びながら、日本にもビシタクシーのような仕組みができないかなと考える。
きっとタクシーよりは料金も安くでき、利用者ともっと近い距離で接することができると思う気がする。

実際にやるとなると免許とか営業権とかなにかと整備していかなければならないのだろうけれど、自分の足以外に金額的にも精神的にも手軽に使えそうなビシタクシーの仕組みができると、高齢者ももっと楽に生活をおくることができると思う。

一部のスーパーやコンビニでは買い物を届けてくれる仕組みもあるようだけど、別に費用が必要だったり、あるいは商品の価格がプロパーとほとんど変わらず、年金受給で生活の糧を支えている多くの高齢者は、安い現金問屋のようなところで買い物をしている様子をたびたび見かける。

そういうところはもちろん配達なんてしてくれない。

でも、買う方からしてみたら一円でも安い方がいいし、配達してくれる利便性と経済性のトレードオフで考えたら、結局、安い方で買うことになるよね。

一度、そういう現金問屋で米を買っている高齢者と出くわし、彼はカートをもって買い物に来ていたのだが、棚に積んである5kgの米を持ってカートに入れることができない、重いのだ。

当然、手伝ったのだが、いつも彼のそばに居て手伝うことはもちろんできない。

それがなにより歯がゆかったことがある。

価格を下げる、という集客に特化したサービスの提供だけでなく、そこで提供されるサービス全体を一つのユーザー体験として考えていくことが必要だと思った。

IMG_0626

これはクリニック、診療所。キューバではワンブロックに一軒あり、そして24時間営業。キューバの医療制度は本当にすごいと思った。医師は自分の担当するエリアの住民全員の状態を日々モニタしており、診療の基本は往診。

IMG_0645

ハバナ旧市街から、ハバナ新市街へと戻り、ドライバーも少し疲れたろうから、ビエハ広場でちょっと休む。彼としゃべっていたら、男女のペアが現れて写真を撮ってくれという。ふたりとも上機嫌でなんか面白い。

写真を撮ってふたりに見せると、うんうん、と頷いて、どこかへ行ってしまった。なんだったんだろう。

ちなみにキューバのご飯ですが、とても美味しいです。
味が日本人好みというか、ヨーロッパ、特にイタリア、スペインからの観光客も多く、両国共にご飯の美味しい国として知られているので、キューバで食べられないほど口に合わないものはなかったです。

ただ、レストランへ行くと「バナナのフリットはどうするか?」とよく訊かれました。どうもキューバの名物みたいで、剥いたバナナを斜めに切って油で揚げたもので、不味くはないけど、量が多くて困りました。残すのも悪いので、いつも包んでもらって、もって帰りホテルで食べてました。

あと、伊勢海老じゃねーや、ロブスターもよく獲れるみたいで、ロブスターライスなんてのもよく食べてました。

もちろん、中華もあるでよ。

中華は、多分、味の決め手となる調味料の入手が難しいのかな?
なんとなくシャキッとしない味の時もありましたけど、米が美味しいので炒飯とかバカうまです。

値段は、これが、まぁ、難しいです。

安いなあ、と思う時もあれば、まあ、こんなもんかな(東京と比べて)と思う時もありました。
でも、帰り、トロントで乗り換えた時、ちょっと小腹が空いて食べたら、とんでもない金額でびっくりしました、というくらいキューバは物価が安いです。